名刺交換でよい第一印象を得て仕事につなげる

名刺交換は、初対面の方とのお付き合いの第一歩です。上手に名刺交換ができれば、相手の方の心には、あなたのよい印象が残ります。逆に、この第一歩をつまずいてしまったら、あなたに対する不信感や懐疑心が芽生えたり、軽蔑や見下す気持ちが湧いてきたりすることもあり得ます。よい第一印象をもってもらえるよう、名刺交換にあたっては、以下のことに注意してください。

まず、名刺はつねに新しい綺麗なものを準備しておきましょう。名刺入れの中に何ヶ月も眠っていたような古びた名刺は良くありません。氏名や社名が印刷されている面にわずかなすり傷が付いているのも、好ましくありません。まして、端が傷んだり折れ曲がっていたりするものや、汚れが染み付いているようなものは、相手の方に対して失礼になります。新鮮な出会いの印象にふさわしいのは、やはり新しい綺麗な名刺です。

次に、名刺を持参し忘れることと名刺切れには、くれぐれも注意しましょう。名刺を持参しないということは、まったく論外の失礼なことと相手の方から思われても仕方がありません。ビジネスシーンでは、名刺忘れが致命的な失態となりますから、出かける前に必ず名刺入れをチェックしてください。また、名刺切れは、ベテランのビジネスマンにも起こり得るミスですから、余計に注意しなければなりません。とりわけ新規の取引き先を訪ねた場合などは、思いがけず多くの人と名刺交換をすることになり、途中で名刺が底を突いてしまうことも珍しくありません。もし予期せず名刺が切れてしまった場合は、名刺を渡せない相手に対しては、非礼を心からお詫びし、次回お会いするときには必ずお渡しすることを約束しましょう。ただし、このような場合、できるなら翌日にも再訪し、相手の方に直接会える場合は自ら会って名刺を手渡し、会えない場合は受付けや適当な別の方に名刺とお詫びのメモを託しておくようにした方がよいでしょう。