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ラクスルで名刺を印刷しました。
最近流行っている外国語的ダジャレネーミングのラクスル(楽刷)。印刷サービスのニューウェーブに期待して名刺を印刷してみました。
注文したのは、商品名が「通常サイズ名刺」、用紙が標準的な厚さの上質紙(ケント)225g、片面カラー印刷で最小ロットの100枚です。料金は、商品代金が1,470円、宅配便送料470円(ともに税別)で、税込合計2,095円でした。
ちなみに、この商品代金は出荷日を1営業日後に設定したときの価格です。(注文時に間違えて翌日発送にしてしまったようです。。)
気長に待つことにして7営業日後の出荷とすれば、なんと463円(税別)にまで値下がりします。
では、その名刺の仕上がりは? 下の写真をご覧ください。
ラクスルの名刺印刷の画質
ビスタプリント・グラフィックと比較すると、残念ながらやや見劣りする画質でした。
もっとも、従来の顔写真入りの名刺では、その画質は大体この程度のものでした。名刺の画質にさほどこだわらない人には、十分に満足できる仕上がりと言えそうです。
【ラクスルの公式サイトはこちら】https://raksul.com/
ラクスルの名刺の値段は安い?
ラクスルを発注時、(間違えて)翌営業日発送で頼んでしまいました。このサイトで名刺を印刷した3社、ラクスル、グラフィック、ビスタプリントの中では最高値でした。
ただし、7営業日後に発送という設定にすると、商品代金が 463円(税別)になりますから、送料込みでも3社中最安値です。
- ラクスル 2,095円(税・送料込み) 100枚、片面カラー ※翌営業日発送の場合
- グラフィック 1,280円(税込) 150枚、片面カラー、1,000円以上送料無料
- ビスタプリント 1,598円(税・送料込み) 100枚、片面カラー
ラクスルの名刺印刷の画質・紙質は?
ラクスルは自社工場を持っていないので、ラクスル独自の印刷画質というものがあるわけではありません。
また、写真名刺を作る場合、用紙は写真印刷に適したコート紙の中から選ばなければなりません。
今回印刷した名刺はケント紙ですが、この紙はコピー用紙と同じ紙質の非コート紙ですから、写真画質はグラフィック・ビスタプリントと比較するといまいちでした。
ラクスルの名刺の作成方法・注意点
ラクスルの名刺印刷の最大の特長は、出荷日を自由に選択することができ、発送が遅いほど価格が安くなることです。
通常は翌営業日出荷から7営業日後出荷までの範囲で選択できるようですから、最速の配送サービスを利用することができます。
ただし、注文状況に応じて選択できる出荷日は変化し、翌営業日出荷のような最速サービスは利用できない場合もあります。
ラクスルのメリットとデメリット
ラクスルは、自社工場を所有している印刷会社ではありません。全国のたくさんの印刷会社と提携し、顧客の注文内容と居住地域に応じて印刷注文を適宜に割り振っている印刷仲介業者です。
ただし、旧来の印刷ブローカーなどと決定的に異なる点は、提携している中小の印刷関連企業が全国に多数存在し、インターネットによる全国的かつ効率的な印刷サービスのネットワークを構築していることです。
それによって、地域・業者によるサービスの格差を少なくするとともに、ある程度安定した品質のサービス提供を可能とし、広範な法人・個人の印刷ニーズの掘り起こしに成功しています。
従って、ラクスルを利用するユーザーにとってのメリットとしては、まず、不慣れな印刷物の発注でも、Web上から簡単に行うことができます。
また、名刺の出荷日は、用紙の種類によって注文日の翌営業日から7営業日後まで2~5段階の選択肢が用意されていて、名刺の価格は出荷日が早いほど高く、遅いほど安くなる料金システムが設定されています。急いで名刺を作りたい人にも、安く作りたい人にも向いている料金システムです。
他方、デメリットとしては、まず、ユーザーが自分で印刷会社を選べないことが挙げられます。
そのため、いつ注文してもつねに一定品質の名刺が届くとは限りません。
以前印刷してもらった会社が良かったのでまた同じ会社に頼みたいと思っても、基本的にはできないようです。
また、デザインテンプレートは他社と比較してあまり充実していませんので頼りにはなりません。納得できるデザインの名刺を作成するためには、イラストレーター、フォトショップ、アクロバットなどでデザインデータを自作して入稿しなければなりませんので、印刷・デザインの初心者がプライベートな目的や趣味で名刺を作るのには向いていません。
ラクスルは、中小企業・団体や個人事業主を主な顧客対象としている印刷サイトです。
【ラクスルの公式サイトはこちら】https://raksul.com/