はがき印刷が人気の印刷会社のサイトに、同じデザインデータを入稿してはがきを印刷しました。印刷を注文したのは、以下の 3サイトです。
上掲のはがき写真はすべて等倍で縮小表示しています。
ビスタプリントのはがきは、サイズが 148 x 105mmの私製はがきで、裏面がフチなしの全面印刷が可能です。
挨拶状ドットコム と しまうまプリントは、官製はがきの標準サイズである 148 x 100mmですが、挨拶状ドットコムは私製はがきで、しまうまプリントは日本郵便の通常はがきです。どちらもはがきの四辺には白縁が入り、裏面への全面印刷はできません。
次に各はがきの印刷画像の部分比較と、その部分に使用している元画像も掲載しておきます。
目次
はがき印刷おすすめランキング
ビスタプリント vistaprint
ビスタプリントのはがきは、ダイレクトメールとしての利用をメインに考えた製品仕様になっています。
広告表現に重要なフォントは、161以上のフォントから選べます。
商品写真やイメージ写真をメインビジュアルとしたデザインに対応できるよう、白色度の高い用紙が使用され、標準仕様として裏面にはつるつるとした光沢加工が施されています。
また、白縁のない全面印刷が可能です。
より高級感を演出するために、厚く白色度の高い用紙を使用したプレミアム光沢仕上げも有料オプションとして選択できます。
詳しくは、「「ビスタプリント」ではがきを印刷しました。」もご覧ください。
挨拶状ドットコム Designer’s
挨拶状ドットコムのはがきは、ビスタプリントのように裏面に光沢加工を施していませんが、オンデマンド印刷で特殊加工をしていないはがきとしてはトップクラスのきれいな印刷です。
ただ、調製した私製はがきに印刷しているため、官製はがきの場合と同様に四辺に白縁が入り、全面印刷はできません。
また、デザインデータの入稿はAdobe Illustrator または Photoshop で作成したデータに限られています。
しかし、メールによるユーザー対応が大変親切で、安心して利用できるサイトです。
詳しくは、「「挨拶状ドットコム Designer’s」ではがきを印刷しました。」をご覧ください。
しまうまプリント SHIMAUMA PRINT
しまうまプリントの一般的なはがき印刷は、商品ジャンル「ポストカード」または「年賀状」の「印刷仕上げ」です。
「印刷仕上げ」では、用紙が官製はがきの通常はがきに限られています。
「印刷仕上げ」は、粉体トナーの業務用レーザープリンターによる印刷になりますから、写真画質はあまり良くありません。
詳しくは、「しまうまプリント」ではがきを印刷しました。」をご覧ください。
メリットで選ぶ! はがき印刷おすすめベストサイト
料金が一番安いのは?
ビスタプリント です。
ビスタプリントのはがきで最小販売部数の 1枚当たりの料金がもっとも安いのは、「A6 定型サイズはがき」(148 x 105mm)を以下の標準仕様で購入した場合です。
用紙:片面光沢仕上げ
印刷:オンデマンド印刷、表面無地(※郵便番号欄もありません。)
その料金は、最小販売部数 50枚で商品価格 1,320円、送料 500円、税込合計 1,965 円です。
1枚当たりの料金は 39.3 円になります。
ただし、私製はがきですから、切手代を含めると 91.3 円です。ビスタプリントの公式サイトはこちら
画質が一番良かったのは?
ビスタプリント です。
ビスタプリントの商品ジャンル「ハガキ」の標準仕様は、厚い上質紙にデジタルオフセットで印刷され、裏面はつるつるで水をはじく光沢加工が施された光沢仕上げになっています。
ビスタプリントの公式サイトはこちら
デザイン入稿が一番簡単なのは?
ビスタプリント です。
デザインデータをアップロードする場合、入稿可能なファイル形式としては、PDF形式(Adobe Acrobat 9以上推奨)、AI形式(Adobe Illustrator CS3以上推奨)、PDS形式(Adobe Photoshop CS3以上推奨)のほか、各種の画像ファイル形式が対応しています。
ただし、ビスタプリントのはがきは官製はがきよりも横幅の広い私製はがき(148 x 105mm)ですから、データ作成時にピクセル数の設定を間違えないように気を付けてください。
裁ち落としサイズは編集ページの「入稿ヘルプ」に明記されています。
また、自宅のPCでデザインするときに便利な PDF、AI、PDS各形式の専用テンプレートをダウンロードすることができ、それを使えばサイズを間違えることはありません。
テンプレートが一番多いのは?
ビスタプリント です。
ビスタプリントの商品ジャンル「ハガキ」のデザインテンプレートは、実に1万点以上に上ります。
しかも、色丸の選択ボタンが付いているテンプレートでは、背景色やデザイン素材の色を選択することができますから、そのバリエーションはさらに広がります。
ただし、DMはがき用のデザインが圧倒的多数を占めていて、あまり個人ニーズの役には立たないかもしれません。
また、サイトの運営企業のシンプレスジャパンは、パリに本部を置く国際企業のビスタプリントと日本の有力印刷会社との合弁企業ですので、欧米の匂いがするデザインが多いようです。
挨拶状ドットコム Designer’s の年賀状・暑中見舞いや結婚・出産報告はがきのような日本人の生活に即したテンプレートはほとんどありませんが、テンプレート上の画像・文字の差し替え、追加、サイズ変更やレイアウト・背景色の変更などをWeb上で自由に行うことができます。DM用のテンプレートからでも簡単に自分流のデザイン制作を楽しむことができます。